腰椎捻挫、椎間板疾患について

腰椎捻挫には頸椎捻挫の様に症状等による分類はありません。

腰椎捻挫は腰部に交通事故による外力が加わった衝撃で,腰部の軟部組織(筋肉,靭帯,椎間板等)が損傷して腰痛,下肢痛,下肢のシビレ,下肢の足指の痛み又はシビレなどの症状が発生します。

1.腰椎の変性変化及び類似疾患

椎間板ヘルニア

椎間板の線維輪から髄核が脱出してそれによって脊髄あるいは神経根を圧迫する状態をいう。

椎間板膨隆

線維輪は前方より後方が薄くなっており,変形して突出する状態をいう。脊髄は圧迫していないが,神経根を圧迫する場合もある。

変形性脊椎症

椎体辺縁の骨性増殖(骨棘)が生じるもので,椎体の前方でも後方でも小さいものは無症状が多い。

骨棘形成だけでなく,椎体の骨硬化,椎間腔狭小化,脊柱管前後径の

狭小化なども発生する。

MRI,CTよりもⅩPの方が良く判る。

骨棘が椎間孔の方向に生じている場合は,神経根を刺激することがある。

脊柱管狭窄症

脊柱の発達途上から,脊髄を入れる空間である脊柱が十分に大きくならない場合があり,

(直径12mm以下)これを脊柱管狭窄という。

この脊柱管狭窄により,脊髄や神経根が圧迫され,神経症状が発現した病態(傷病)を脊柱管狭窄症という。

腰椎分離症

腰椎椎弓を構成する上・下関節突起の間の関節突起間部の連続性が断たれた状態をいう。分離した椎体と椎弓は安定性を失い腰痛を発生する場合がある。

 

 

椎間板ヘルニアと変形性脊椎症は,椎間板の退行変性を基礎として生じる代表的な疾患であり,次の二つの過程があるよ!

 

(1)椎間板の中にある髄核の水分は若年者85%であるが,加齢により減少し弾性は低下,形は扁平化し

       全体的に突出してくる。МRI・T2強調画像では,水分の減少に伴い髄核の信号強度が低下してく           る。

(2)椎間板の中の繊維輪の軟化および断裂が生じ,線維輪の厚さは薄くなり,髄核の侵入を許す。

 

イ 変形性脊椎症

 椎体辺縁の骨性増殖(骨棘)が生じるもので,椎体の前方あるいは後方でも小さいものは無症状が     多い。

 MRI,CTよりもX-Pの方が良くわかる。

 骨棘が椎間孔の方向に生じている場合は,神経根を刺激することがある。

 骨棘形成と椎間板膨隆,椎間板ヘルニアが併出することがある。

 

ロ 椎間板膨隆

 繊維輪は前方より後方が薄くなっており,変形して突出する状態をいう。

 脊髄は圧迫していないが,神経根を圧迫する場合もある。

 

ハ 椎間板ヘルニア

 薄くなった線維倭が,外傷その他の外力の影響によって断裂し,そこから髄核が脱出してそれによ     って脊髄あるいは神経根を圧迫する状態をいう。

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